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Objective-C/基本構文

if文、for文、switch文、while文、do-while文の構文です。
書き方を忘れた時にも便利です。

if構文

ifは条件に合致するかしないかを判定する処理です。

// if構文
if(条件){
  // 条件=YESの場合の処理
}
// if~else構文
if(条件){
  // 条件=YESの場合の処理
}else{
  // 条件=NOの場合の処理
}
// if~else if構文
if(条件1){
  // 条件1=YESの場合の処理
}else if(条件2){
  // 条件2=YESの場合の処理
}else{
  // 条件1、条件2いずれもNOの場合の処理
}
// 三項演算子構文
(条件)?<条件=YESの場合の処理>:<条件=NOの場合の処理>;
※上記「if~else構文」と同じ処理になります。

// 三項演算子例文
// aとbが同じなら「おなじ」違う時は「ちがう」を返す。
NSString *str = (a==b)?@"おなじ":@"ちがう";

for構文

forは指定された回数だけ処理をループ実行します。

// for構文
for(変数初期値; ループ回数; 変数増分){
  // 処理
}

// for例文
// 例:iを0から99まで100ループさせる
for(int i=0; i<100; i++){
  // 処理
}

for文には高速列挙というリスト型の件数分ループ処理を行うということもできます。

// 高速列挙構文
for(取り出す変数の型 取り出す変数名 in コレクションクラス){
  // 処理
}

// 高速列挙例文
// 例:変数arrayに格納されているデータを変数strとして取り出してNSLogに出力する
// (※arrayはNSArray型、格納されているデータはNSString型とする)
for(NSString *str in array){
  NSLog(str);
}

switch構文

switchは与えられた値から処理を選択する判定処理です。
判定はbreakで抜けない限り、caseの上から1つずつ判定していきますので注意が必要です。

// switch構文
switch(変数){
  case 値1:
    // 変数=値1の場合の処理
    break;

  case 値2:
    // 変数=値2の場合の処理
    break;

  default:
    // 上記の処理をbreakで抜けない限り常に処理
    break;
}

while構文

whileは条件がYESの間繰り返し実行を続けるルーチンです。
なので、条件がNOもしくは、breakで抜けるタイミングを作らないと永久ループとなってしまいます。

// while構文
while(条件){
  // 条件がYESの場合処理
}

do-while構文

do-whileは基本的にwhile文と同じですが、while文が1回も実行されない可能性があるのに対し、do-while文は最低1回は必ず実行されるという違いがあります。

// do-while構文
do{
  // 条件がYESの場合処理
}while(条件);

条件について

ANDは「&&」、ORは「||」、NOTは「!」を使用します。

// aとbが同じ
a == b

// aとbが違う
a != b

// aかつb
a && b

// aまたはb
a || b

// aではない
!a

定数

定数を定義するには「#define」を使用します。

// 定数CONSTを定義する
#define CONST @"TEISU"

#defineは、ヘッダーファイルのインポート句の下ぐらいに記述します。

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