UISlider
UISliderクラスは、スライダーコントローラを管理するクラスです。
スライダーはユーザに一定の範囲内で値を視覚的に指定させたい場合などに使用されます。
UISliderのクラス階層
生成
// 生成例
UISlider *sl = [[UISlider alloc] init];
// サイズを指定した生成例
UISlider *sl = [[UISlider alloc] initWithFrame:CGRectMake(0, 0, 200, 10)];
※サイズに関しては、サイズ指定のCGRect欄をご覧ください。
InterfaceBuilderで生成した場合のデフォルトサイズは、118x23です。
UISliderのプロパティ
プロパティ名/型 | 読専 | 説明 |
---|---|---|
value (float) |
スライダーの位置を指定する (例)sl.value = 250.0; |
|
minimumValue (float) |
スライダーの最小値を指定する (例)sl.minimumValue = 0.0; |
|
maximumValue (float) |
スライダーの最大値を指定する (例)sl.maximumValue = 300.0; |
|
minimumValueImage (UIImage) |
スライダーの最小値の横に表示する画像を指定する (例)sl.minimumValueImage = [UIImage imageNamed:@"min.png"]; |
|
maximumValueImage (UIImage) |
スライダーの最大値の横に表示する画像を指定する (例)sl.maximumValueImage = [UIImage imageNamed:@"max.png"]; |
|
continuous (BOOL) |
スライダー操作時の値変更通知のタイミングを指定する YES:スライド中も通知する(デフォルト) NO:スライド中は通知しない (例)sl.continuous = NO; |
主要なプロパティのみ掲載しています。
上記「UISliderのクラス階層」にあるクラスのプロパティも使用できます。
UISlider例文
// スライダー例文
UISlider *sl = [[[UISlider alloc]
initWithFrame:CGRectMake(0, 0, 200, 10)] autorelease];
sl.minimumValue = 0.0; // 最小値を0に設定
sl.maximumValue = 500.0; // 最大値を500に設定
sl.value = 250.0; // 初期値を250に設定
// 値が変更された時にhogeメソッドを呼び出す
[sl addTarget:self action:@selector(hoge:)
forControlEvents:UIControlEventValueChanged];
[self.view addSubview:sl];
イベントの種類については、UIControlページの「イベント」欄をご覧ください。
// 呼ばれるhogeメソッド
-(void)hoge:(UISlider*)slider{
// ここに何かの処理を記述する
// (引数の slider には呼び出し元のUISliderオブジェクトが引き渡されてきます)
}