UIScrollView
UIScrollViewクラスは、画面のスクロールを管理するクラスです。
iPhoneの画面に入りきらないような大きな画像を表示したり、電子書籍のように複数のページを送って表示させたい場合などに使用します。
UIScrollViewのクラス階層
生成
// 生成例
UIScrollView *sv = [[UIScrollView alloc] init];
// サイズを指定した生成例
UIScrollView *sv = [[UIScrollView alloc] initWithFrame:self.view.bounds];
サイズに関しては、サイズ指定のCGRect欄をご覧ください。
UIScrollViewのプロパティ
プロパティ名/型 | 読専 | 説明 |
---|---|---|
delegate (UIScrollViewDelegate) |
デリゲートを指定する (例)sv.delegate = self; |
|
bounces (BOOL) |
スクロールをバウンドさせるかどうかの設定 YES:バウンドさせる(デフォルト) NO:バウンドさせない (例)sv.bounces = NO; |
|
contentSize (CGSize) |
スクロール画面サイズを指定する (例)sv.contentSize = CGSizeMake(320*10, 480); |
|
indicatorStyle (UIScrollViewIndicatorStyle) |
スクロールバーのスタイルを設定する UIScrollViewIndicatorStyleDefault:グレー(デフォルト) UIScrollViewIndicatorStyleBlack:黒 UIScrollViewIndicatorStyleWhite:白 |
|
pagingEnabled (BOOL) |
スクロール方法を指定する YES:1ページ単位でスクロールさせる NO:ページ単位でのスクロールはしない(デフォルト) |
|
contentOffset (CGPoint) |
スクロール画面の初期位置を指定する (例)sv.contentOffset = CGPointMake(640, 0); |
|
minimumZoomScale (float) |
ピンチインなどで縮小したときの最小倍率を設定する (例)最小倍率を0.1倍に設定する sv.minimumZoomScale = 0.1; |
|
maximumZoomScale (float) |
ピンチアウトなどで拡大したときの最大倍率を設定する (例)最小倍率を2.5倍に設定する sv.maximumZoomScale = 2.5; |
主要なプロパティのみ掲載しています。
上記「UIScrollViewのクラス階層」にあるクラスのプロパティも使用できます。
UIScrollViewのデリゲートメソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
-(void)scrollViewDidScroll: (UIScrollView *)scrollView |
スクロールしたら呼ばれる (すくロースし続けている間よびだされる) |
主要なデリゲートメソッドのみ掲載しています。
UIScrollView例文
// スクロールビュー例文
UIScrollView *sv = [[UIScrollView alloc] initWithFrame:self.view.bounds];
sv.backgroundColor = [UIColor cyanColor];
UIView *uv = [[UIView alloc] initWithFrame:CGRectMake(0, 0, 1000, 1000)];
[sv addSubview:uv];
sv.contentSize = uv.bounds.size;
[self.view addSubview:sv];